『喜び・感謝』   2009.12.20 クリスマス礼拝のとき  T・T姉妹
 


クリスマス礼拝での証を頼まれた時、不安もありました。

私でいいのだろうか・・・と。

ただ私の中の「喜び・感謝」の気持ちを伝えられたらと思い引き受けることにしました。


私には3歳になる息子ケイがいます。

数か月前に「自閉症」と診断されました。


一年前、泣きわめいて 絶対に「自閉症」を認めたくない私がいましたが

今は誰かに「大丈夫だよ」と言っている私がいます。

いつの間にか、以前の私よりも強くなっている自分がいました。


ケイが自閉症かもしれないと思い始めた頃

なぜこの子は話さないのか?

なぜこの子は叫ぶのか?

 なぜこの子は人と目を合わさないのか?

 なぜこの子は返事をしないのか?

世間の目を冷たく感じることもありました。

何度もあやまり、そして何度、頭を下げてきたことでしょう。

自閉症の知識もなかったので、私の育て方がいけなかったのかと自分を責め続けて

悩んでいました。

相談したいと話し始めたはずの主人とも喧嘩ばかりしていました。

私自身、精神的にも肉体的にも疲労の極限にいたからです。


このままではいけない・・・何とかしなくては。

家族で話し合い、お互いの両親にも相談して、病院でケイの診察を受けること。

そして、当時主人の転勤で千葉県に住んでいたので近くに相談する相手もいなかったので

帰って手助けしてもらうことを決めました。

そして病院で検査を受け「自閉症」であると診断されました。

診断されたばかりの頃、絶望のふちに沈んだこともありました。


自閉症の子どもは、他の子どもにない不思議な感覚を持っていたり、そのために変わった行動を起こしたりするといわれています。

 自閉症の子どもはコミュニケーションをとることが苦手です。

 言葉の理解が遅く、会話をすることが難しいです。

 突然、、感情が爆発し、パニックがおさまらないこともしばしばです。

 ごくかぎられたことにしか興味が持てず集団行動が難しいのです。

 気に入った動作、順番、遊びの中止・変更を嫌がります。

 これから自閉症のわが子とどのように関わっていけばいいのか。


疲れきった私をみかねて実家の母が「週1回、数時間ならケイを見ていられるから行きたいところに行きなさい。」と思いがけない提案をしてくれました。

迷いはなく足は教会へ向かいました。

飯塚先生から提案をうけて、結婚当時に1度していただいた結婚生活の学びを

主人と再び学べることになりました。

それから不思議なことが起こりました。

話し合うたびに喧嘩ばかりしていた私たちでしたが、飯塚先生から語られるメッツセージを

繰り返して聞いていくうちに喧嘩の回数が減っていきました。

結婚生活の学びは、ケイとの関わり方にも大変参考になりました。

《良いコミュニケーションを持つこと》そのポイントは 

  @語ること

  A聞くこと

  B理解すること

  C意思表示をすること・・・


あたりまえのことのようですが
  @語っているつもり

  A聞いているつもり

  B理解しているつもり


  C意思表示していいるつもり・・・に私たちはなっていないでしょうか?

相手のペースに合わせながら、良いコミュニケーションをとっていきたいと思うのです。

それから少しして、主人が「日曜礼拝に行ってもいいよ」と言ってくれました。

そして今、日曜礼拝を守ることが出来ています。


思い返してみれば、私は17歳で(入間市 愛の教会)洗礼を受けました。

よくわかっていないことも多かったけれど、イエス キリストが私の罪のために十字架にかかって下さったことを幼いなりに理解し感動したのだと思います。

そして今33歳。

決していつも真面目にキリスト者として歩んできたわけではありません。

熱心な時期もありました。

しかし社会人になり就職してからは教会から離れてしまった時期も長くありました。

何度も神様を見失い祈れない日々もありましたが、すべてをご存じの神様が近くにいること。そしてすべてに意味があることを後から気づかされています。


再び教会に通いだして、多くの人とめぐりあい、支えられ、元気や希望や勇気をもらっています。

泣かないように、負けないようにと大きな殻をかぶっていた私が・・・。

泣いてもいいんだ、神様に委ねていいんだ、あるがままを受け入れて私は今を生きています。

大きな殻を破って、そして神様に全てを委ねた今、私は再び「喜び」を取り戻しました。

「主にあっていつも喜んでいなさい」(ピリピ4・4)

といわれる神は、そう命令されるだけでなく、私たちが喜びに満たされること。

主につながることで私たちの「喜び」がいつも満たされていることを、望みかつ約束して下さっています。

これから先、神がどのような御業をなそうと思っているのか計り知ることはできませんが

主から与えられた「望み」を心に抱きつつ歩むときに、主がきっと素晴らしい御業を見せて下さると信じています。

かつてそうであったようにこれからもまた。

導き手である主に全てを委ねて歩んでいきたいと思っています。


今、ケイは病院で療育を受け始めました。

数か月前には、何も話せなかったケイが「いらっしゃいおばあちゃん」と

まだまだ言葉は少ないけれど話せるようになりました。

モーツアルトの「トルコ行進曲」が大好きで、曲が流れると「踊る〜」と言って

楽しそうに笑顔いっぱいで踊ります。

この小さな日々の成長を、家族と友人と一緒に喜んでいます。


最後に愛する家族

 いつも根気よく相談に乗ってくれる主人

 おひさまのような明るい笑顔で私の心を温かくしてくれるアヤカ

 病気の身体にも関わらず私のことをいつも気にかけてくれる実家の母

 療育で奮闘する日々、「心配しなくても大丈夫」とアヤカをこころよく預かって下さる主人の両親

 いつも励ましてくれる友人一同に深い感謝を込めて。

 そして愛するニューライフファミリーチャーチの皆さまに感謝を込めて。

 そして愛にあふれるこの教会に私を導き、大きな喜びへと招き続けて下さる神様に

 心から深い感謝を込めて。